ドキュメンタリー映画『みんなの学校』から学ぶワークショップ
ドキュメンタリー映画『みんなの学校』をご存じでしょうか?
不登校も特別支援学級もない、同じ教室で一緒に学ぶ、ふつうの公立小学校のみんなが笑顔になる挑戦をした大阪市立南住吉大空小学校のお話です。
昨日は、その「みんなの学校」を観て、人が育つために何ができるかを考えてみよう!というテーマでワークショップのファシリテーターを担当しました。
最近あまり緊張することは無かったのですが、昨日はとても緊張してました。
それは、涙腺がもともと弱い人間で、この映画を観て感情が動かないわけはなく。そうならないようにしなくちゃ、という緊張感がありました。
はずかしながら涙は止められませんでしたが。
映画もさることながら、この学校で校長先生をしていらした木村泰子先生の講演も素晴らしかったです。
意識したのは皆さんが映画と講演に浸って、考えてもらうために、とにかく、ゆったり優しく。。
反省点もあるのですが、木村先生が開始から少し遅れて会場に入った瞬間に、「暖かい場だわ」とおっしゃってくれたことは、場づくりが出来ていたんだなと思えて、とても嬉しく感じました。
また、自分の伝えたいこととこんなにリンクした場は初めてだったかも、ともおっしゃってくれたこと。
ハーベストタイムで、私たち企画の意図をしっかり受取って下さっているコメントをしてくれたことも。
終わった後、アウトカムを書いた模造紙を剥がそうとしていたら「この言葉すごく良かったです。ここに向けて参加しよう!って思えました」と声をかけてくれた参加者の方がいたこと。
今回のアウトカムは
『この場にいる皆さん、それぞれが、人が育つ場づくりについて自分なりに考えを巡らせている。』
テーマを「人を育てる」ではなく「人が育つ」としたのは、人が育つという場をどのように耕していけばいいのか?・・これって学校現場はもちろんのこと、家族との場、部下との場にも通じるものがあると考えたから。
そして、多分これは私たち企画チームと木村先生の共通の目標だったんだ、と確信しました。
共通目標が握りあえたから、そしてこのアウトカムが参加者の中に生まれるように、みんながそれぞれの役割でそれぞれなりに「働きかけ」でくれた成果が、この場を創り出してくれました。
参加してくれた皆さんも、関わってくれた皆さんにありがとうございました。
思い返せば、2015年の12月から始まったこの企画。
プログラムづくりが動き始めたのは昨年の12月。幾度かの企画ミーテイングを経ての昨日。
開催できて、ほんとによかったです。