自分の影響の及ぶ範囲で工夫し最善を尽くすこと
本日は、日本オリンピック委員会からのご依頼で、国際戦略策定に向けたワークショップでグループ・ファシリテーターを担当しました。
ビジネスの世界でもグローバル化の波は押し寄せていますが、スポーツの世界は更に厳しい国際競争の中にいるのだろうと、容易に想像できます。
そこで、「戦略」というものが必要になってくるのですね。
私のチームには、4つの競技の方たちがお集り下さり、それぞれの事情をお話されているのを聴くと、ほんと競技の置かれている環境によって違うことが分かります。それでも、そういった事情を分かち合いながら、慣れない「戦略」というものについて、皆さんで対話できたことは意味あることだったのではないか、と感じました。競技は違えど、同じ役割を担う仲間として、ここでつながって欲しいという願いも込めたグループ・ファシリテーションをさせていただきました。
最後に、グループ内でチェックアウトをしていただいたところ、「最初はどうなることかと思っていたが、あなたが居てくれて良かった」「こうして書き残してくれて本当にありがたい」という最上の参加者からのギフトをいただきました。
ワークショップ会場である会議室から眺めた競技場・・・オリンピックでは選手たちが自分の力を最大限に発揮すべく勝負を挑んたところです。
ファシリテーターは勝負を挑むことは無いかもしれませんが、真剣に真摯にそこまで積み上げてきたことを出し切るところという意味では、会議室はさながら競技場でもあるかもしれません。
会場の構成やプログラムの流れなど、現場の制約は厳しいところはありますが、自分の影響の及ぶ範囲で工夫し最善を尽くすこと。改めて、その大切さとそれをやり切った時の達成感を記憶に残しておきたいと思いました。