マネジメント勉強会「話し合いを構造化・見える化する」

「マネジメント勉強会」で話題提供しました。
構造化・見える化をテーマにマネジメントが話し合いを構造化・見える化する意義について考えてみました。

マネジメント一人の力だけでは組織のビジョンを達成することは叶いません。だからこそ、マネジメントは、メンバーを巻き込み、相互に理解し合い、チームとして目標に向かっていく・・今回は、そのためにマネジメントができる最初の一歩を考えてみました。

まずは構造化されていない状態で何が起こっているかの問題提起からスタート。マネジメントが話し合いを構造化する意義は様々ありますが、まずは、書くことでメンバーを待てるようになります。そして、書くことでメンバーへの承認を表明することができるようになるのです。
更に書くことでメンバーの思考を促すことができます。メンバー自身が構造化された話し合いを俯瞰することによって、そこから抽象度を上げていく。つまり、これは何を意味しているのだろうか?と問うて書き出すのです。

まさにイノベーションを生み出すためにはいかに抽象化していくか。その抽象化のためにはまずは話し合いが構造化され見える化されなくては始まりません。

ファシリテーショングラフィックとか、グラフィックファシリテーションとか、最近取りざたされているのですが、書く・描くことが目的ではないのです。そこにいるメンバーを応援するために書く・描くのです。

綺麗にかっこよいフレームに落とせることが目的ではなく、目的・目標を共有したチームを形成し、自ら決断して動く自己組織化へいざなう。そして、マイクロ・マネジメントから、エンパワメントへというマネジメントの仕事の一つの方法論になります。

マネジメントは常に、どのようにメンバーの主体性を引き出し、メンバーを信頼すればよいのか?が課題になります。このHowに明解な正解はありませんが、一つ言えることは「問うて待つこと」。その第一歩が書き出すことだと私は考えています。

話し合いは組織の文化を表します。つまり、話し合いが変われば、「組織は変わる」ということです。
ポイントは「書いて待つ」ということ。

だから、綺麗に書く・描くを練習するより、ちゃんと聴く・聴き分ける練習を積みましょう。

文字であろうが絵であろうが、その話し合いがどんな構造になっているのか、メンバーが見える(わかる)ようになっていることが大事。
リアルタイムでメンバーを支援するために、それぞれが得意な方法でやればよいんですよ~っていうのが私の伝えたいこと。