決める扉を自分で開く
次世代リーダー育成シナリオプランニング。約8か月間にわたるプロセスの最終回。
会社としても大きな出来事を乗り越えてのこの最終回は本当に記憶に残るものになりました。
メンバーを変えての2クール目は色んな意味でしんどいプロセスの連続。とにかく想定通りに進まない。
人が変わればプロセスは全く違うものになるので当たり前のことなのですが、それは参加者が変わったことによる違いだけでなく、ファシリテーター側の変化による違いも大きく影響していたのではないか、という気づきから、今年に入って大きな方向転換をし、この2か月間は産みの苦しみをしていました。
でも結果としては大成功!感触としては今までの中でも一番スムーズに参加者の納得できる場づくりができたと思います。
今日が発表会を前にした最後の活動になるので、プロジェクトタイムライン(3つの視点:行為行動・その意図・結果結論)でふりかえりました。
その結果、昨年6月からのことをメンバーみんなで笑いながら思い出し、自分達が苦労しながらやってきたことが見える化されることで意識化できて、自分自身について頑張ったことを認める時間になりえたのではないかと思います。
何が正解なのかに固執しがちだったメンバーからも、「意思決定を自分たちでするという意識が芽生えた」とか、「自分たちのカラーが出て自信を持つことができた」という声が出ていました。
そうなんですよね。皆自ら芽吹いていく力を備えているのです。
私たちファシリテーターはその力を信じきること。大切なのはただそれだけ。
見学されていたプロジェクトオーナーからも「ムードが変わってると思った」とおっしゃっていただき嬉しかったです。
また、「意思決定のルールはない。決める扉はどこにあるか。正解不正解はない。これで終わりではなくスタート。この学びを誰に伝えたいかも自分で決めて。」というメッセージは、メンバーにも響いているのではないかと思います。
今回ほど仲間の大切さを感じたことはありません。
ここまで苦労を共にしてくれて、本当に本当にありがとう、と言いたいです。