目標をぶらさず、参加者の芽吹きを信じること。

シナリオプランニングのプロジェクトの締めくくりはメンバー自らが関係者にそのアウトプットを語る&メンバーを取り巻く関係者の皆さんを巻き込んだ対話の場を開くこと。
コロナ禍で計画が随分と変わってしまいましたが、やっと開くことができました。
2月の最終回から期せずしてブラッシュアップの時間ができたこともありますが、彼ら自身の発表会に向けた準備が素晴らしくて、ここまで仕上げてくれるとは・・・(嬉!)

大切にしたのは、発表をきいてあーだこーだと聴衆が評価するのではなく、自分の中に生まれた気づきや問いを対話してもらう時間。
聴いていた方々も、いつもと違う参加型オンライン発表会に戸惑いつつも、これまでの戦略立案研修とは一味違う発表会は新鮮だったのではないでしょうか。
今回はZOOMのブレイクアウトルームに加えてチャットファシリテーションも意識しました。コメント欄への書き込みに皆さんが応えてくれたのも場にいい影響を与えてくれました。
コロナ禍でオンラインイベントの場づくり経験が増えたおかげでこういったワークショップもだいぶ慣れてきた私たち。オンラインなりに双方向性の場づくりを意識しました。
「オンライン型の開催なら一方通行的な進め方になる」という前提もあった事務局の方も、「3時間があっという間に感じた。新しいオンライン型の講座運営を推進する参考にしたい」というコメントもいただき、進め方においても何かしらのお役に立てたのが嬉しい気持ちです。

このプロジェクト活動で、何より私たちが大切にしたのは、メンバーの皆さんの成功体験。
これは私たちの中でずっと一貫して大切にしていた目標でした。
今回の発表会の場でのみんなの笑顔は、しんどかったけどやってよかったと思える成功体験の場になったことを確信できて、 我々にとってその笑顔が本当に最高のご褒美です。

正解がないものへの戦略的意思決定のプロセスに組織の枠組みを超えて伴走していくこと。これは、一人では絶対にできないチャレンジ。共に挑んでくれた仲間たちに本当にほんとに感謝一杯です。
チームで握り合う目標をぶらさず、参加者の芽吹きを信じること。これに尽きますね。