支援の目指すところは、自走。私たちは点でしかない。
本日は、『令和3 年熱海市伊豆山土砂災害「避難所内、庁内会議、被災者同士の対話」支援の活動報告会』。
東日本大震災以降、今でも出来る限り復興支援の活動には関わっており、最近では、2021年7月3日に起こった熱海土砂災害の情報共有会議の支援で熱海に度々伺っています。
今回は、現場で使っているファシリテーションスキルをお話するというお役目を頂き、拙い事例話をさせていただきました。
被災の状態は、安全確認など緊急を要することへの対応が中心になりますが、そのすぐ後にやってくる生活再建に向けた復興フェーズでは、丁寧な情報共有と意思決定が大切になります。
そこにファシリテーションが必要になってくるのですね。
今回は、ファシリテーターがあつまり、ソーシャルファシリテーションの視点から「今、自分にできること」というお題で対話したことが私的にはとても面白かったです。
決してあきらめない。粘り強く。
ファシリテーションを超えたネゴシエーションやコーディネーション。
そして丁寧な聴く姿勢。
そのようなファシリテーションの”泥臭さ”って、企業の中でも同じことがあるってお話にはめちゃくちゃ共感しました。
今のこの仕事は、そこから始まったようなものだったので。
そして、ファシリテーターの心がまえというか。
相手に対して、私のできることを「与える」のではなく、「あなたのことを知りたい」「あなたを信じている」ということ。
これが体から滲み出るような振る舞い、スタンスが求められるということ。
これらを意識していくことが、まさに今できること・・という参加者の皆さんの言葉に、心強さを感じました。
支援の目指すところは、自走。【私たちは点でしかない】のだから。
これは、復興支援に限らず、企業支援も含めた、あらゆる支援活動にも言えることだと思いました。
今の私の根幹を再確認できた時間。ありがたいです。