描く書くファシリテーション@地域デザイン会議

先月ご支援しました、高津区の地域デザイン会議の様子が動画配信されました。

地域デザイン会議は、住民の方々が行政への参加できる機会を広げながら、行政として多様な意見を吸い上げ、地域課題の解決につなげていくために開催される場です。
従来の区民会議に替わる新しい参加の場として試行的に実施されて、今回で3回目となります。
コロナ禍によってオンライン開催だったものが、今回対面リアル開催になったということで、場のプロセスを描き(書き)出すグラフィカルファシリテーションを導入してくださいました。

プレゼンターの話す速度にもよりますが、当日初めて聴く話を全て可視化することはそもそもできません。必ず書き手の意志、つまり書き手が拾ったところだけが残ることになります。
また、ファシリテーターが、内容を残そうとするのか、雰囲気を残そうとするのか、それによっても書く(描く)ことが変わってきます。
それでも、参加者の皆さんがその可視化されたものを頼りに、更に話を広げてくださったり、記憶に留めてくださったり、そういう効果があることは間違いありません。

プロラボが得意とするところは、可愛らしいイラストたっぷりのグラフィックを記録するよりは、どちらかというと、話されたことを愚直に書き残し、そこからまた話が促進されるためのすファシリテーション・グラフィックの方向性になります。
選択するアプローチは多様にある時代になった今、目的に応じて、何を大切にしたいのかで選んでいきたいですね。